2013年 11月 29日
ミネストローネで残り物の始末
私の知り合いの職人さんが「段取り八分」という言葉をよく使われまていました。
仕事は段取りをキッチリしておけば、その仕事は8割完了したも同然という意味で
仕事を進める上で、事前の準備がいかに重要か、わかっている人は仕事もできる。
それで仕事の出来(能力)もわかるそうです。
自分で仕事をするようになって、この言葉を良く思い出します。
仕事を頂くためには仕事をきっちりこなさなければいけません。
こなすためには、段取りが重要。
そして人が仕事を繋げてくれます。
人との繋がりでは後始末も重要。フォローも後始末のひとつです^^
段取りは前始末とも言います。
前始末とは、物事を行う前に準備をきっちり整えておくこと。
ちなみに後始末とは、物事のすんだあとを片付けること。
始末とは、「物事の始めと終わり」
始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。いきさつ。顛末(てんまつ)
または、「無駄遣いしないこと」「倹約すること」
もとは大阪商人の経済理念からきているそうです。
「無駄を出さない一貫した計画性」
また、鎌倉時代から戦前まで活躍していた近江商人(おうみしょうにん)は
「始末してきばる」
ということも思想哲学の1つとしてもっていたそうです。
「始末してきばる」とは、無駄にせず倹約しても単なるケチではなく
たとえ高くつくものであっても本当に良いものであれば長く使い
長期的視点で物事を考え、本気で取り組むこと。
最近「ごちそうさん」というドラマの記事をよく見かけますが
タイトルからもわかるように、料理がたくさん出てくるそうです。
そうです、というのはまだ私が見ていないから^^;;
そのなかで、「たいした始末」という週回のサブタイトルがありました。
作中では無駄を出さない効果的な活用法をするという意味で使われているようです。
何事も始末。
仕事も料理も手際よく行うには、始末が重要だということですね。
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